薬物検査では具体的にどんな事が行われるのか教えます!


テレビを見ていると、たまに「芸能人が違法な薬物を所持・使用した容疑で逮捕された」という内容のニュースが話題になりますね。
薬物に関する犯罪には、譲渡・所持が違法なものと使用することが違法なもの、また、その両方が違法なものとがあります。

違法な薬物を使っていないか調べるためには薬物検査を実施するのですが、刑事ドラマやニュースから受ける印象から薬物検査といえば尿検査をしているイメージがあると思います。現実でも薬物検査には尿検査が行われているのですが、どのように行われているのでしょうか。この記事では検査方法からその有効性まで解説します。

1.尿検査ではどんな検査キットを使用するのか

薬物検査の尿検査でよく使用される検査方法にトライエージDOAという検査キットを用いたものがあります。トライエージを用いた検査方法は
従来の検査方法よりも検査結果が迅速に出るというメリットがあるためよく使用される手法です。

トライエージを使って検査することによって検出することのできる薬物には、フェンシクリジン類、ベンゾジアゼピン類、コカイン系麻薬、覚せい剤、大麻、モルヒネ系麻薬、バルビツール酸類及び三環系抗うつ剤の8種類があります。これらを使用したかどうかが採取した尿を検査キットに垂らすだけでわかるようになっています。

2.検査結果は絶対じゃない?検査キットの有効性について

採取した尿をキットに垂らすだけでわかるとはいうけれど、そんな簡単な方法で本当に正確な結果が出るのでしょうか。ここではトライエージを使用した薬物検査の有効性について説明します。

トライエージを使って分かることは上にあげた8種類の薬物の有無だけで、どの物質がどのくらいの濃度あるかについて確定することはできないので、
測定結果をもってただちに違法と断ずることはできないと考えられます。

また偽陽性という現象があるため、結果が陽性であっても違法かどうかは後日精密検査をするなど慎重に判断する必要があります。薬物検査における
偽陽性とは、違法薬物については陰性であるのにも関わらず、測定方法の特性から陽性と出てしまうことです。

よって薬物検査でよく使われるトライエージを使った尿検査は、時間のかかる精密検査が必要な人を選別する一次検査として有効であるが、違法薬物を使用したと確定診断を下せるものではないことに注意が必要です。

3.まとめ

薬物検査ではトライエージという検査キットを使って一次検査を行います。すると8種類の薬物を検出することが可能であり、違法な薬物を使用しているかどうかのアテをつけることができます。しかし偽陽性反応である可能性も鑑みて陽性であれば精密検査が行われます。検査結果は絶対ではないが、ある程度は有効であるといえます。