薬物乱用した芸能人


薬物犯罪によって芸能人が逮捕される事件が後を絶ちませんが、その芸能人が著名であるほど、また犯罪と縁遠いイメージであるほど世間の注目を集めます。
しかし、逮捕後に刑事事件として起訴されても、判決が出るまでには時間が空くため、その後、裁判がどうなったかという情報は意外とスルーしてしまうものです。
そこで、知っているようで知らない薬物犯罪の基本と芸能人の薬物事件について解説します。

1.薬物犯罪の基本を整理しよう

1-1.違法な薬物とこれを取り締まる法律

日本では、以下のような法律によって、特定の薬物の所持や使用が禁じられています。
これらの法律に違反して、薬物を所持したり、使用したりするのは「犯罪」にあたり、法律に基づいて処罰されます。
たとえば、覚せい剤取締法は、覚せい剤の「輸入」、「輸出」、「所持」、「製造」、「譲渡」、「譲受」、「使用」を禁じていて、所持や使用については10年以下の懲役という刑罰が定められています。

法律名 取り締まり対象となる薬物 薬物の作用
あへん法 あへん 抑制作用
麻薬及び向精神薬取締法 モルヒネ、コカイン、MDMA、LSDなど 幻覚作用
大麻取締 大麻 抑制作用、幻覚作用
覚せい剤取締法 興奮作用、幻覚作用 アンフェタミン、メタンフェタミンなど 覚せい剤取締法違反

法律名 取り締まり対象となる薬物 薬物の作用

1-2.脱法ドラッグはなぜ「脱法」なのか

ニュースなどで「脱法ドラッグ」「危険ドラッグ」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
こうしたドラッグを服用し、幻覚作用によって人を襲ったり、危険な運転をする事件も起こっていますが、そもそも、これだけ危険な薬物なのになぜ「脱法」なのでしょうか?
これは、日本の刑法が「どのような行為を犯罪とし、どのような刑罰を科すのか、あらかじめ法律に定めておかなければ処罰できない」という考え方(これを罪刑法定主義といいます)に基づいているためです。
そのため、たとえ人体に有害な影響をおよぼす薬物であっても、新種の場合には、これを処罰する法令が追い付かないため、処罰できないのです。どう考えても正当ではないが法律がないので処罰はできない、ゆえに「脱法」と呼ばれているのです。
もっとも、こうしたドラッグの所持や使用を処罰できなくても、人を襲えば「傷害罪」、危険な運転をすれば「危険運転致死傷罪」等で処罰できるので、脱法ドラッグによる犯罪が無罪放免というわけではありません。
また、危険な薬物が登場するたびに、禁止薬物に指定して規制しているので、当初は脱法であっても、順次、違法薬物として処罰できるようになっています。

2.芸能人の薬物事件

2-1.著名な事件をみてみよう

薬物に関する法制度の基本を押さえたところで、近年で、比較的大きく取り上げられた芸能人の薬物事件をみてみましょう。ざっくり「薬物がらみで逮捕された」という記憶はあるでしょうが、どのような薬物を使用し、最終的にどんな判決を受けたかという情報は記憶にないものです
ちなみに、近年はあへん法違反の件数自体が減っており、著名な芸能人だと、勝新太郎が1978年にあへん法違反で書類送検されたケースくらいしかありません。

逮捕時期 逮捕容疑 判決等
田中聖 2017年5月 大麻取締法違反 不起訴処分
益戸育江 2016年10月 大麻取締法違反 懲役1年
清原和博 2016年2月 覚せい剤取締法違反 懲役2年6ヶ月
ASKA 2014年5月 覚せい剤取締法違反 麻薬及び向精神薬取締法違反 懲役3年
(執行猶予4年)
押尾学 2009年8月 麻薬及び向精神薬取締法違反 懲役1年6か月
(執行猶予5年)
酒井法子 2009年8月 覚せい剤取締法違反 懲役1年6ヶ月
(執行猶予3年)

2-2.有罪でも刑務所に入るとは限らない

こうして見てみると、不起訴になった元KAT-TUNの田中聖を除き、全員が懲役1~3年の有罪判決ですが、いずれも執行猶予がついています。
執行猶予というのは、文字どおり、一定期間だけ刑の執行を猶予するということです。そして、なにごともなく猶予期間が経過した場合には刑罰が消滅します
たとえば、清原和博氏は懲役2年6ヶ月ですが、判決から4年間、罪を犯すことなく過ごした場合には、刑務所で服役する必要がなくなるのです。
これに対して、執行猶予がつかない場合を「実刑判決」といい、判決が確定すると刑務所で服役することになります。
なお、田中聖は、大麻所持の容疑で逮捕されましたが、取り調べの結果、証拠が不十分ということで「不起訴処分」で終わり、そもそも刑事裁判にもなっていません。

2-3.実刑判決を受けた芸能人はいる?

先ほどの一覧はたまたま執行猶予がつく事件ばかりでしたが、中には実刑判決を受けて、刑務所に服役した芸能人もいます。

2-3-1.清水健太郎(歌手・俳優)

1994年に逮捕され(薬物使用による逮捕はこのときが3度目)、懲役1年6か月の実刑判決を受けています。また、2004年にも覚せい剤取締法違反および向精神薬取締法違反で逮捕され、懲役2年4か月の実刑判決、さらに2010年にも覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年10か月の実刑判決を受けています。

2-3-2.赤坂晃(元光GENJI)

2007年10月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、このときは懲役1年執行猶予3年の判決を受けましたが、執行猶予中の2009年12月に再び覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6か月の実刑判決を受けています。
ちなみに、押尾学も懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けて服役しましたが、これはホステスを死なせた保護責任者遺棄罪によるもので、麻薬取締法違反の事件は執行猶予判決です。

2-4.大麻の使用は処罰されない?

益戸育江(旧芸名・高樹沙耶)といえば、女優業を引退して医療用大麻の合法化に取り組み、2016年7月の参議院選挙に出馬(落選)したことでも有名でしたが、落選後の10月に大麻所持容疑で逮捕され、大麻所持罪の有罪判決を受けています。
彼女は「大麻を吸引していた」と大麻使用を認めていますが、大麻使用については処罰を受けていません。
実は、大麻取締法は大麻の「使用」を規制していないため、「大麻使用罪」という犯罪は存在しないのです。
これは、日本で古くから大麻が栽培され、茎の部分を麻縄にしたり、実の部分を七味唐辛子の原料(今でも七味唐辛子の原材料の一つとして「麻の実」が使われています)としてきたことから、大麻の使用を処罰しにくい、という事情があるためです。
もっとも、大麻の使用が処罰されないとしても、所持罪で処罰できるので、法の抜け道があるわけではありません

ただ、大麻と認識せずに所持をしていた場合、起訴されないようです。例えば車の中で見つかったとしても自分の物ではない、と否認した場合、故意、認識の有無の判断が難しくなり、客観的に所持といえるか難しいと検察官が判断して、処分保留で釈放されることがあるようです。(参考サイト:刑事事件に強い弁護士に無料相談

3.薬物犯罪の特徴

3-1.高い起訴率

検察が犯罪者を取り調べて、刑事裁判にかけることを「起訴」といいます。
国内では多数の犯罪が発生しますが、検察もすべての事件を起訴しているわけではありません。
たとえば、万引きの刑法上の正式名称は「窃盗罪」ですが、初犯であったり、被害額が少額である場合は起訴しないこともあります。平成28年版の犯罪白書によれば、窃盗罪の起訴率は42.3%です。
これに対し、薬物犯罪については、「初犯だから見逃す」という考え方で臨むと、薬物が社会に蔓延するおそれがあります。そのため、薬物犯罪の場合は、初犯であっても起訴され刑事裁判になる確率が高い、という特徴があります。
同じく平成28年版の犯罪白書によれば、覚せい剤取締法違反は81.3%と高い確率で起訴されています。

主な犯罪の起訴率(平成28年版犯罪白書

罪名 起訴率
刑法犯全体 39.1%
傷害罪 39.5%
暴行罪 30.6%
窃盗罪 42.3%
覚せい剤取締法違反 81.3%
大麻取締法違反 50.6%
麻薬及び向精神薬取締法違反 51.6%

3-2.高い再犯者率
犯罪で検挙された者のうち、再犯者の占める割合を「再犯者率」といいます。
刑法犯全体では、検挙された犯罪者のうち再犯者が占める割合は48.0%(これ自体かなり高い数値ですが)であるに対し、覚せい剤取締法違反の場合は65.8%が再犯者です。(芸能人の再犯率についてまとめた記事はこちら)。このように、一度検挙されても懲りずに、また薬物に手を染める人が多いのも薬物犯罪の特徴です。

3-3. 刑事事件に精通した弁護士に依頼する

もし、あなた自身あるいはあなたの親族が薬物犯罪を犯してしまった場合には、早期に弁護士に弁護を依頼することをお薦めします。
ただし、すべての弁護士が同じように刑事事件を取り扱い、経験を積んでいるわけではありません。運転免許があっても車をまったく運転しないペーパードライバーと同じように、弁護士であっても刑事事件はまったく引き受けていない、ということも意外と多いのです。
特に薬物犯罪の場合は、所持していること自体が犯罪であり、尿検査等で使用した事実も明らかにされるため、起訴されればほとんどの場合で有罪判決になります。
しかし、有罪は有罪でも、執行猶予がついて再起のチャンスが与えられるか、実刑判決によって刑務所で服役するかによって、その後の人生は大きく左右されます。
薬物犯罪を一つの社会問題ととらえ、薬物の怖さ、薬物犯罪の特徴などを把握し、刑事事件に真摯に取り組む弁護士に託すべきでしょう。

薬物使用で逮捕された芸能人にその後待ち受ける未来とは


芸能人が逮捕されると、全報道局が一斉に報道します。
しかし、報道が沈静化した後の芸能人は一体どうなるのでしょうか?
そこで、薬物で逮捕された芸能人について、その後の行方を考えてみました。

■事務所をクビになる

芸能人が逮捕された場合、基本的には事務所を解雇されます。イメージが悪くなった芸能人を雇っておくと、事務所のイメージも悪くなるので当然です。

■起訴されるかどうかの判断

逮捕後は、検察が芸能人を起訴するかどうかを判断します。
起訴猶予処分や不起訴になることもあり、その場合は拘束を解かれて自宅に帰っても問題ありません。
反省のために一定の謹慎期間を経てから、復帰を目指して活動を始めます。

■裁判

起訴された場合は裁判が行われます。裁判ではほとんどが有罪となり、懲役1年6ヶ月執行猶予3年の判決を受けるケースが多いようです。
裁判には多くのマスコミと一般人が傍聴券を求めて押し寄せ、ここでもニュースとなります。

■刑の執行

実刑判決が下るか、執行猶予期間中に罪を犯した場合は、懲役刑となり刑務所に送られます。
執行猶予がついた場合は、一応世間に戻ってこれるようになります。しかし大抵の場合はマスコミが大挙して押し寄せるので、ほぼ謹慎のような状態で生活をすることになります。

■損害賠償

逮捕された芸能人が仕事を持っていた場合、スポンサーやクライアントから損害賠償請求をされることになります。
多くの仕事を抱える芸能人であればあるほど損害賠償額は跳ね上がり、億を超えた事件も珍しくありません。
契約の内容にもよりますが、スポンサーやクライアントは逮捕された芸能人本人に損害賠償請求をせず、契約の当事者である事務所に請求を行います。事務所側は何とかお金を集めて損害賠償をしなければなりません。
事務所が払うからと言って芸能人が無傷というわけにはいきません。後ほど事務所から求償請求がされ、芸能人に支払い義務が生じます。
しかし、芸能人は逮捕時に事務所を解雇されており無職の状態です。即座に支払いが可能な芸能人は多くなく、負債を抱えて生きることになります。

■復帰

復帰の意思があれば、それぞれの方法で復帰を目指すことになります。
事務所に頭を下げてお願いするケースもありますし、小さなライブハウスや部隊から再起を目指すパターンまで様々です。
「この芸能人は逮捕歴があっても売れる」「視聴率が稼げる」などと事務所の重役やテレビ局等が判断すれば、復帰の可能性はアップします。
強力な芸能人の後ろ盾がある場合も、復帰できる可能性は高まります。田代まさしのケースでは、志村けんがかなり尽力したそうです。(結局、本人の度重なる再犯のせいで復帰には至りませんでした)
復帰しようとしても誰も見向きしてくれない場合は、芸能界からの引退を余儀なくされます。
自分で引退を宣言した芸能人もいます。加勢大周は公判中に引退を宣言し、言葉通りに一般人の前から姿を消しました。

芸能人の薬物使用は何故ばれる?その経緯とは


芸能人が薬物関連で逮捕されたとき、「まさかこの人が、、」や「また芸能人か…」という気持ちとともに
「何でバレたんだろう、」と思ったことはありませんか
以前、薬物検査に関する記事を投稿しましたが、今回は芸能界の事情も踏まえて調べてみました。
芸能人は注目される分、プライベートな行動に気を遣っているイメージがあります
気を配っているはずなのに、どうして薬物使用がバレて逮捕されてしまうのでしょうか?
その理由を調べたので、簡単に紹介していきます

1 売人から足がつく

違法薬物を入手するには、それを売り歩く売人(バイニン)の存在が不可欠です
売人が逮捕されると、警察の取り調べで「誰々に売った」などという供述が得られます
そこから芋づる式に購入者の逮捕に繋がるのです
芸能人は顔が知られているので、売人の方でも「芸能人の誰それが客だ」と記憶に残りやすくなります

このため、供述の際に芸能人の名前が挙がりやすいという事情があるとされています
また、芸能人は「口止め料」を売人に支払っている場合があります
こうなると売人としてはその芸能人が「上客」になるので、絶対に記憶に残り、逮捕後の供述で真っ先に思い出すことになります
結果的に、売人から芸能人に繋がりやすくなるのです

2 行動や状態の変化でバレる

違法薬物を継続して使用すると、本人は隠しているようでも、異常な行動が増えていきます
怒りやすくなったりふさぎ込みがちになったりと感情の起伏が大きくなるパターンや
反対に何を言われても無感動無表情になってしまうと言った感情の起伏がなくなるパターンもあるようです
行動がおかしくなくても、突然異常な発汗が起きたり、薬物が切れて苦しみだしたりします
そういった時に中座して薬物を摂取し、回復して何事もなく戻ってくると、周りの人は不審に思うはずです
芸能人は多くの人間と関わるのが商売なので、たくさんの人の視線から上記のような変化を悟らせまいとするのは無理があります
芸能人に関わる人のうち、誰か1人にでも「怪しいな」と思われたら終わりです
業界内に噂が広まって週刊誌などが張り付くようになります

そうなるとストレスで薬物の使用量や使用頻度が増え、最終的に薬物使用がバレてしまう末路に行き着きます

3 金回りの変化からバレる

違法薬物は高額です
しかも、芸能人の中には前述のように売人に口止め料を払っているケースまであります
薬物の使用を続けていると経済的な困窮が待っています
それを免れるためにお金を稼ごうと仕事を求め、知名度から考えると不相応な仕事に手を伸ばす

ような変化があります
また、借金をしたり知人友人に金の無心を始めたりと言った変化がある場合もあります
こういった金銭状況の変化と2の項目で紹介した行動の変化が合わさると
周囲の人間に怪しまれはじめ、やがて薬物疑惑が持ち上がり、いつかはバレてしまうのです

薬物で逮捕された芸能人の芸能界復帰後の再犯率は?


芸能人はしばしば薬物で逮捕されますが、復帰した人もいれば、そのまま引退した人もいます
一般人の感覚からすれば復帰できるのが意外なのですが、薬物には中毒性があります
一体復帰後の再犯率はどのくらいなのでしょうか?
気になったので簡単に調べてみました
なお、日本で活動している芸能人に限定しているのでご了承ください

■薬物関係で逮捕された芸能人ってどのくらいいるの?

調べた結果、41人の芸能人が薬物関係で逮捕されていました

■複数回逮捕された人は?

ここでの複数回逮捕とは 例えば薬物の「所持」で逮捕された後「使用」で再逮捕された
ようなケースではなく、時間が経ってから別件で逮捕された事件を想定しています
<2回逮捕された芸能人>

  • 田口智治(C-C-B)

    ・2015年

    ・2016年

  • ASKA

    ・2014年

    ・2016年(証拠不十分で不起訴

  • 小向美奈子

    ・2009年・2015年

  • 赤坂晃(光GENJI)

    ・2007年

    ・2009年

  • YOU THE ROCK

    ・2005年

    ・2010年

  • 美川憲一

    ・1977年

    ・1984年

  • 桑名正博

    ・1977年

    ・1981年

<3回逮捕された芸能人>

  • 岡村靖幸(歌手)

    ・2003年

    ・2005年

    ・2008年

  • 翔(横浜銀蝿)

    ・1997年

    ・1999年

    ・2003年

<5回逮捕された芸能人>

  • 清水健太郎

    ・1983年

    ・1986年

    ・1994年

    ・2004年

    ・2010年

■再犯率は?

41人の逮捕者のうち、14人が別の薬物事件で逮捕されています
再犯率は34.14%です
薬物犯罪者の半数以上が再び罪を犯すと言われていることから考えると少ないのかもしれませんが
それでも3割以上の再犯率と考えると薬物依存の怖さがわかります

■復帰後の再犯率は?

復帰したかどうかの定義が曖昧なのですが、田口智治と赤坂晃の2人は最初の逮捕後に芸能活動をしておらず、そのまま2度目の逮捕を迎えたようです
この2人は逮捕後に復帰してないなかったとしていいでしょう
逮捕後に芸能界に復帰してから薬物で逮捕された芸能人の数は12人となり、復帰後の再犯率は29.26%となります

芸能界の薬物事情についての考察


芸能人が薬物関係の事件で逮捕される度に、我々一般人は芸能界の薬物汚染を懸念してしまいます そこで、芸能界における薬物事情について色々と調べてみました
何故芸能人は薬物に手を染めるのか、何故逮捕者が出るのかなどを私見を交えながら書いていこうと思います
■芸能人が薬物に手を染める理由
芸能人はストレスの塊です
仕事中はもちろん、プライベートでも何かと注目されます
たまたま出会ったよく知らない初対面の相手であっても愛想良く接しなければなりません
プライベートが注目される以上、隠れて息抜きをしたくなるのが人の常です
残念なことに、これが薬物の使用シチュエーションにピッタリなのです
短時間で効き目が現れる薬物は、仕事の合間のリフレッシュに最適とも言えます
仕事前の一服感覚で利用できてしまうので、タチが悪いことこの上ありません
ストレス解消法として薬物を覚えてしまうと、そのままズルズルと使用を続け、やがて逮捕に繋がるのです
■芸能人と薬物の接点
芸能人と薬物との接点は、意外に多いとされています
前述の通り、芸能人は人付き合いが多い上に、よく知りもしない人とも接しなければなりません
中には悪い心で近づいて来る人もいます
それでなくても芸能人は、一般人からすれば高収入だと思われています
お金を狙って怪しげな人が寄ってくるのは、ある意味必然です
薬物の売人からすれば、芸能人に違法薬物を売りつけることに成功すれば大きな定収入になります
その気になれば芸能人を強請ってさらにお金を引き出すことも不可能ではありません
芸能人はストレスが多いことに加え 「人と
の接点が多い」「高収入(だと思われている
)」「顔が割れている」などの理由から、薬物犯罪者のターゲットにされやすいのです
■何故逮捕されるか
芸能界は誰もが自分の席の確保に必死になっています
足の引っ張り合いも珍しくありません
そのため芸能人は、誰かを蹴落とすために他の芸能人のスキャンダルを鵜の目鷹の目で探しています
芸能人自身がそうしなくても、所属事務所の職員が躍起になっていることがあります
週刊誌などにリークされる情報の多くは、芸能人または芸能関係者からもたらされているとも言われています
こういった事情で、芸能人の様子が少しでもおかしくなると、たちまち疑いの視線が向けられて話題になります
薬物を使っていれば行動がおかしくなるのは当たり前で、少しでも怪しいと思われたら最後
一気に「薬物を使っているのではないか」という噂が広まってしまうのです

噂話やリークをキッカケに逮捕された芸能人もいます
常に人目に晒される芸能人は、同業者からもファンからも監視されているのです

 

芸能界は薬物に甘いは本当か?

芸能人が薬物で逮捕されると、他の芸能人が擁護や支援のコメントを発表することがあります
そういった報道を見て、「芸能界って薬物に甘いのでは?」「薬物に甘いから芸能人が安易に薬物に溺れるのでは?」などと思ったことはありませんか?
本当に芸能界は薬物犯罪に甘いのでしょうか? 調べた結果、感じたことを書き連ねていきます

■薬物で逮捕された芸能人でも普通にテレビに出られる?

薬物関係で逮捕された芸能人は、不起訴や起訴猶予処分になっても、一定期間の謹慎をする事が多いようです
しかし、その期間を過ぎれば意外と普通に芸能界に戻ってきている印象があります
中には「薬物で苦しんだ末の復帰」などと美談に仕立て上げて特別なコーナーを用意し
周りの芸能人から「おかえりなさい」「辛か
ってね」などと励ましてもらう「お涙ちょう
だい」的な演出までされるケースさえ存在し
ます、実は薬物逮捕歴のある芸能人が、普通に芸能活動を続けている人は意外と多いのです
美川憲一は大麻で2回逮捕されました
井上陽水や錦野旦(にしきのあきら)、研ナオコも逮捕されたことがあります
槇原敬之や長渕剛、横浜銀蝿の翔なども逮捕経験があります
翔は3度も薬物で逮捕されています

故人では勝新太郎や尾崎豊にも逮捕歴がありますが、今なお名優または名シンガーとして根強いファンがいるくらいです
過去に薬物で逮捕されてもテレビ出演を続けている芸能人がいる以上、芸能界が薬物犯罪に甘いと思われても仕方ないでしょう

■そもそも犯罪全体に甘い?

薬物犯罪だけではなく、芸能界は犯罪全般に甘いのかもしれません
警察のお世話になる行動をしても、謹慎期間を経れば復帰できた実例が多くあります
岩城滉一は薬物容疑で逮捕されましたが暴力団員と拳銃のやり取りした罪でも捕まっています
元SMAPの稲垣吾郎は駐禁を指摘した女性警官を振り払って逃亡を図り、警官にケガを負わせて道路交通法違反と公務執行妨害罪で逮捕されました
同じくSMAPの草彅剛は、深夜に泥酔して全裸で公園で叫んでいたところを、公然猥褻の現行犯で逮捕されています
いずれも現在何事もなかったように芸能活動をしていることから、犯罪歴があっても芸能界には復帰できるようです

■復帰できなかった例も多い

同じ薬物犯罪者でも、田代まさしや押尾学のように復帰が絶望的な例があります
古くは「おニャン子クラブ」の未成年メンバー6人が喫煙の末クビになった例があり、そのうちの5人は芸能界に復帰していません
復帰できた人とできなかった人、一体何が違うのでしょうか?

■芸能界が甘いのではなく、「売れた人」に甘いだけ

芸能界は、言ってしまえば金が全てです復帰できた人は「復帰させた方が金になる」と誰かが判断したからに過ぎません
また、強力な後ろ盾がいる場合も復帰しやすくなります
結局のところ、芸能界は「売れた者が正義」なのです
しかし、売れるのはファンがいるからなので、実は1番甘いのはファンの方なのかもしれません

アーティストと薬物について考える


ミュージシャンやアーティストの薬物使用歴を調べてみると、出るわ出るわのてんこ盛り状態です。
なぜアーティストは薬物を使うのでしょうか?
個人的に調べて考察してみました。

■薬物使用歴のあるアーティストは?

まずは、薬物使用歴がある人を紹介して行きます。
日本人のアーティストで有名なのは、CHAGE and ASKAのASKAでしょう。
2014年5月に覚せい剤取締法違反で女性と共に逮捕され、全国のファンが衝撃を受けました。
2016年にも薬物使用容疑で逮捕されましたが、こちらは不起訴になっています。
古くは1977年に、以下の有名アーティストが大麻で一斉に逮捕されています。
・井上陽水
・研ナオコ
・錦野旦(にしきのあきら)
・美川憲一
・内田裕也
・中村耕一
死してなおファンの多い尾崎豊や、日本を代表するシンガーソングライターの長渕剛、息の長い活動を続ける槇原敬之なども薬物使用で逮捕歴があります。

海外でも、例えばジョン・レノンは薬物使用歴を認めています。ホイットニー・ヒューストンの死因の1つも薬物だそうです。ニルヴァーナのカート・コバーンは薬物に溺れて銃で自殺しました。
存命の人物では、エミネム、ミック・ジャガー、レディー・ガガも薬物使用を告白しています。
多くのトップアーティストが薬物を使っている実態があるのです。

■なぜ薬物を使うのか

1.ストレス解消のため

アーティストは不安定な職業です。売れない間に薬物に溺れた例も少なくありません。
売れてからでも、商業的な理由で次々に曲を作らなければなりません。
中には仕事のためにイメージと違うことをしなければならないこと人もいます。何かを表現したくてアーティストになったのに、偽りの自分を演じ続けなければいけないときもあるのです。
そういったストレスから逃れるために、精神科に通うアーティストも少なくありません。そこで処方された薬で一旦落ち着くものの、やがて「もっといい薬が欲しい!」と思うようになり、合法的な薬では満足できず、違法薬物に手を染める人がでてくるのです。

2.創作のため

アーティストは楽曲を作らなければなりませんが、そう都合よく良い曲はできません。
アイデアは枯渇して来ますし、前曲を超えなければならない重圧もあります。ハードルは年々上がるのです。
苛烈を極める創作活動のために、薬物を使うアーティストもいます。
レディー・ガガがその一例です。彼女は薬物を使うことでインスピレーションが生まれたと語っています。

3.他のアーティストの影響

アーティストはアーティストを尊敬しています。そのせいか、尊敬するアーティストの悪いところを真似する人が出てくるのです。
レディー・ガガは、ミック・ジャガーの影響で薬物に手を出したとも語っています。

薬物検査では具体的にどんな事が行われるのか教えます!


テレビを見ていると、たまに「芸能人が違法な薬物を所持・使用した容疑で逮捕された」という内容のニュースが話題になりますね。
薬物に関する犯罪には、譲渡・所持が違法なものと使用することが違法なもの、また、その両方が違法なものとがあります。

違法な薬物を使っていないか調べるためには薬物検査を実施するのですが、刑事ドラマやニュースから受ける印象から薬物検査といえば尿検査をしているイメージがあると思います。現実でも薬物検査には尿検査が行われているのですが、どのように行われているのでしょうか。この記事では検査方法からその有効性まで解説します。

1.尿検査ではどんな検査キットを使用するのか

薬物検査の尿検査でよく使用される検査方法にトライエージDOAという検査キットを用いたものがあります。トライエージを用いた検査方法は
従来の検査方法よりも検査結果が迅速に出るというメリットがあるためよく使用される手法です。

トライエージを使って検査することによって検出することのできる薬物には、フェンシクリジン類、ベンゾジアゼピン類、コカイン系麻薬、覚せい剤、大麻、モルヒネ系麻薬、バルビツール酸類及び三環系抗うつ剤の8種類があります。これらを使用したかどうかが採取した尿を検査キットに垂らすだけでわかるようになっています。

2.検査結果は絶対じゃない?検査キットの有効性について

採取した尿をキットに垂らすだけでわかるとはいうけれど、そんな簡単な方法で本当に正確な結果が出るのでしょうか。ここではトライエージを使用した薬物検査の有効性について説明します。

トライエージを使って分かることは上にあげた8種類の薬物の有無だけで、どの物質がどのくらいの濃度あるかについて確定することはできないので、
測定結果をもってただちに違法と断ずることはできないと考えられます。

また偽陽性という現象があるため、結果が陽性であっても違法かどうかは後日精密検査をするなど慎重に判断する必要があります。薬物検査における
偽陽性とは、違法薬物については陰性であるのにも関わらず、測定方法の特性から陽性と出てしまうことです。

よって薬物検査でよく使われるトライエージを使った尿検査は、時間のかかる精密検査が必要な人を選別する一次検査として有効であるが、違法薬物を使用したと確定診断を下せるものではないことに注意が必要です。

3.まとめ

薬物検査ではトライエージという検査キットを使って一次検査を行います。すると8種類の薬物を検出することが可能であり、違法な薬物を使用しているかどうかのアテをつけることができます。しかし偽陽性反応である可能性も鑑みて陽性であれば精密検査が行われます。検査結果は絶対ではないが、ある程度は有効であるといえます。

どうして芸能人は違法薬物で逮捕されるか?

近年ではほとんど数ヶ月ごとに芸能人が違法薬物の使用や所持で逮捕されています。近いところでは、2017年の5月にKAT-TUNの元メンバー田中聖が大麻取締法違反容疑で逮捕されました。後に不起訴処分となりましたが、こういったニュースを見るたびに、我々一般人は芸能界の薬物汚染を実感してしまいます。
なぜ芸能人は薬物使用で逮捕されることが多いのでしょうか?その理由を考えてみました。

1.大きく報道されるので印象に残る

薬物の違法使用で逮捕される人の数は毎年1万人を超えますが、一般人が逮捕されても大きく報道されることはありません。
しかし芸能人の場合、報道量が多いので印象に残りやすいのです。
例えば2016年に薬物の違法使用で逮捕された主な芸能人は、以下に挙げる人数に留まります。

  • 高知東生
  • 清原和博
  • 高樹沙耶(益戸育江)
  • ASKA
  • 田口智治(「C-C-B」の元メンバー。代表曲『Romanticが止まらない』)
  • 杉田光央(NHK『おかあさんといっしょ』の9代目歌のお兄さん)

芸能人ではなく「芸能関係者」にまで枠を広げると、この人数は多少増えますが、薬物逮捕者数に対する芸能人の割合は、実は思ったほど大きくないのです。

2.芸能界のストレスが原因

薬物使用者に占める芸能人の割合は大きくありませんが、絶対数の少ない芸能人に対して逮捕者の数が多いというのは、なんとなく多くの人が実感しているのではないでしょうか?
芸能人はストレスでできていると言っても過言ではありません。早朝や深夜の集合は当たり前ですし、番組側や先輩達の意向にも沿わなければなりません。外見のケアも大切で、少しでも見た目が変わると「劣化した」などとネットの掲示板で難癖をつけられます。プライベートでも何かと注目され、ご近所付き合いでも色眼鏡で見られるのが日常茶飯事です。それにも関わらず、ファンや視聴者の前では笑顔でいなければいけないのです。そうしなければ仕事が減ってしまうからです。
仮に、上記のようなことを完璧にこなしていたとしても、同業者同士の争いがさらなるストレスを生みます。若手は次々と台頭してきますし、大御所は居座り続けるため、芸能界における自分のポジションの確保を常に頭に入れて行動しなければなりません。
こういったストレスから逃げるために、薬物に手を染める芸能人が後を絶たないとされています。誰にも見られることなく短時間で疲労とストレスを解消できる違法薬物は、彼らにとってある意味最適なリフレッシュ方法になってしまうのです。

3.カモにされやすい

ストレスが多い人は、芸能人以外にもたくさん存在します。芸能人が薬物に手を染める一番の理由が「カモにされやすい」ことかもしれません。
芸能人は顔が広く知られており、それなりの収入があると認知されています。そのため、麻薬の売人から狙われる確率も高くなり、それと知らずに親交を持って深みにハマるケースが見られるようです。
また、芸能人の中には銀座や六本木などのクラブで豪遊するのを趣味としている人もおり、そういった場所で違法薬物を進められ、逮捕に繋がることもあります。
違法薬物の売人にとって、芸能人は払いがよく、世間体を気にするため口が固く、しかもストレスが多いため頻繁に薬を買いに来る上客となります。結果的に長期に渡って薬物を常用し、逮捕に至ってしまうのです。